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【紫達成】2017年度SFC修行解脱まとめ

私ことkgsiは旅行が好きなのですが、勤め先の代表と友人K(以下大僧正)の甘言に乗り、2014年にJALの上級会員ことJALグローバルクラブに入会していました。 しかし、飛行機好きを名乗るにはANAも取るべきでは…という想いと、弊社取締役が昨年JGC入会してリーチが無くなってしまった喪失感と、再びの大僧正から誘いがあったのが決め手となり、ANAの上級会員ことSFCを目指すための修行を敢行する運びとなりました。

そもそもSFC修行って?

ANAJALには通常用意されているプレミアムメンバーサービスの他に、JALの場合はJALグローバルクラブANAの場合はSFC(スーパーフライヤーズ)会員という制度が用意されており、それぞれマイルとは違うポイント(JALの場合はFOP、ANAはPP)を50,000ポイント貯めて一定のステータスを得るとこれらの入会資格を得ることができます。
これらの会員になることの最大のメリットは、会員費用を払い続ければ飛行機に乗らなくても永久に継続して会員サービスを受けれる、という点につきるかと。 主だったサービスを上げるとすれば…

  • ラウンジの利用
  • 座席クラスのアップグレード
  • プレミアムエコノミーへの変更
  • 国内線座席指定の優先
  • 予約時の空席待ちの優先
  • 優先チェックインカウンター
  • 手荷物受け取りの優先
  • スターアライアンスゴールド
  • アップグレードポイント
  • フライトボーナスマイル

他にも色々とありますが、こんなところでしょうか。JGCも同じようなサービスになります。
通常それら上級会員になるには、海外国内問わず出張バリバリする方や、ポイント積算率の高いファーストクラスを乗りまくるセレブ、いわゆる航空会社にとっての上客しか対象になり得ません。それを計算による効率的な搭乗、カードによって得られたマイルを駆使して強引に上級会員になることを目標に飛行機に乗ることを、修行と呼びます。

羽田のANAラウンジ

このあたりの詳しいサービスについては公式サイトはもちろん、ANAパパすけすけさんとか、マスターオブ陸マイラーの方々が散々紹介されているので、調べてみると大量の情報が出てきますので省略します。

修行の方針

大まかな修行方針としては、

  • できる限り海外旅行をしたい
  • その上で費用を抑えるために効率ルートのみを回る
  • 海外発券を駆使して費用を抑える
  • あまり有給を使わず、連休に収まる範囲でのルートで
  • 当日アップグレードが可能であれば行う(途中のPP積算にブースト)
  • SKYコインを使える場面は使い、更に費用を抑える

となります。

ルート概要

他の修行僧も散々書いていますが、エアチャイナ(CA)のビジネスクラスは他の航空会社や路線と比較して費用対ポイントが優れており、かつ行ったことのない国、ということでルートに組み込まれています。この便を基準として、修行僧に人気の海外発券を組み込むことで、全体的なコストを抑えたコースを策定することができました。 大まかなルートを大僧正が策定し、足らないポイントは各自で埋めるプランです。

参考

最終修行スケジュール・ポイント積算表

PP単価から費用までを含めて表化しました。なお空港名は空港コードとして省略しています。 修行期間は足掛け約6ヶ月、行った先は石垣島、沖縄、クアラルンプール、北京、プノンペン*1です。

日付 出発空港 到着空港 便名 付与ポイント 費用 ポイント(PP)単価
3/17 NRT PEK CA926 1,641 40,765 6.96
3/19 PEK KUL CA876 3,416
3/20 KUL HND NH886 2,920 72,204 5.95
6/3 HND ISG NH89 2,448
6/3 ISG HND NH92 3,672(*2)
6/3 HND KUL NH885 2,503
6/4 KUL HND NH886 2,503 60,444 5.43
7/15 HND ISG NH89 2,448
7/15 ISG HND NH92 3,672(*2)
7/16 HND KUL NH885 2,503
7/17 KUL NRT NH816 2,503 57,140 5.77
9/16 HND ISG NH89 2,448
9/16 ISG HND NH92 2,448
9/16 HND KUL NH885 2,503
9/17 KUL PEK CA872 3,416 40,765 5.77
9/19 PEK HND CA421 1,641 6.96
10/7 HND OKA ANA473 1,476 19,590 13.27
10/9 OKA HND ANA996 1,476 22,390 15.17
10/23 NRT PNH NH817 1,241 0(*3) 0
10/26 PNH NRT NH818 1,241

※1 NRT(成田)、 HND(羽田)、 OKA(沖縄)、PNH(プノンペン)、KUL(クアラルンプール)、PEK(北京国際空港)、ISG(石垣)
※2 当日プレミアムクラスへアップグレード分。アップグレード費用は ¥8,334(海外発券のため免税対象となる)
※3 SKYコインを利用することで無料で予約

合計積算マイル 合計費用 合計pp 平均pp単価
38,712 313,298 50,303 6.23

このルートへの所感

修行価格は思った以上に安く済ませることができ、大僧正の目論見通り低価格な解脱ができたのかと。最後にSKYコインを使っていますが、平均PP単価が6.23円なのは安い方なんじゃないかと。
陸マイラーでためていたマイルをポイント化して駆使した場合、さらにコストを下げられたのかとは思いますが、来年度のためにあまり変換せずに保存しておいた結果、この値段になりました。

このルートの辛いところはかなりの効率重視ルートなので、同じ国、空港に何度も行かなくてはならない点。
特にクアラルンプール空港は4回も行ったので完全に飽きました…。第一ターミナルの中はかなり鮮明に記憶に残ったので、もう迷わないと思います。つーかしばらく行きたくないです。

旅先の雑感

北京

とにかく広大で1〜2日では回れない、最低3〜4日の滞在が必要かと。天安門紫禁城などオーソドックスなところは回れましたが、まだ回れていない観光地や御食事処が数多くあるのでもう一度行きたいと思いました。懸念していた大気汚染ですが3月はわりとガスっており前評判通りでしたが、9月はまったく曇っておらず快晴でした。北京国際空港の大きさはとにかくすごい、必見。物価はちょっと安いぐらい。

石垣島

名物石垣牛は旨いけど高いです。アクティビティを楽しめない勢、というかそういった時間はなかったのでそのあたりは未知数。海はきれいなので泳ぎたかったですね。なお、沖縄と同じくA&Wがあり、ファーストフード好きなら行っておくべきかと。

沖縄

ポーク玉子とサータアンダギーが旨い、特に空港に新しくできたポークたまごおにぎり空港店は一度行っとくべきです(あとはあまりにベタなので省略)

マレーシア(クアラルンプール)

行き過ぎて飽きました(苦笑。空港の構造(第一ターミナルのサテライト)がわかりにくいので最初は少々迷うかも。空港から出たのは2回でしたが市街地まではそこそこ時間(30分強)がかかります。
食事処は日本人好みの店が多い印象。特に肉骨茶はおすすめ、物価はそこそこ安い(タイほどではない)。ビジネスの中心で観光地メインではないので見るところは以外と少ない。人によりけりですが長居してもせいぜい2〜3日ぐらいが適切かと思いました。
他方ホテルはかなりリーズナブルで、KLセントラル駅歩いて数分のヒルトンホテルのツインルームが、10,000円弱で泊まれます。ホテルでリッチに過ごす都市としてはおすすめできます。

カンボジアプノンペン

SFC修行のために行った国の中では最も楽しい国でした! プノンペンの住人は素朴で比較的優しい人が多く、何をするにしてもストレスがありません、客引きもまだなれていないのか、それとも人柄なのかどうかわかりませんが強引さがほとんどありません。
町並みも発展しきってしまったバンコクやクアラルンプールと比較するとまだまだ発展途上であり、いわゆる昔のアジアを体感できます。

グルメ面でもとにかく満足度が高い国です。クメール料理はもちろん、中華、イタリアン、フレンチ…などなど、ジャンル問わず様々な料理が楽しめます。そしてとにかく物価が安いです。そこそこ高級なフランス料理屋で4人でお腹いっぱい食べても¥10,000を超えません。

観光ポテンシャルはかなりある都市だと思うのですが、うまく宣伝がうまくできていないのか観光客が少ない印象です。欧米人はちらほらと見かけますが日本人は殆ど居ないです、逆にそれが良いと思いましたが(笑)

終わりに

今回の修行でワンワールドスターアライアンスと二大アライアンスを制覇できました。
残るはスカイチームだけ、なのですが、スカイチームはお金を払ってしまえば簡単になれてしまう(ゴールドカードに入会する。年会費2万円ぐらい)し、そもそも日本発便が少ないので恐らく入会することはないでしょう。若干プライオリティパスに興味がありますが、現状LCCをそれほど使っていないのでメリットが…となると来年は新しいサービス加入や修行を行うことはなさそうです。

とりあえず来年は積算率の高いボーナス期間(プラチナステータスの有効期間は1年間)なので、飛行機にできるだけ乗って旅行しようと画策しています。陸マイラーとして得たポイントをどう使うかも悩みどころですね。

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