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Web制作・テクノロジー、たまに旅行記

立川シネマシティで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(極上爆音上映)見てきた

神の企てか?悪魔の意思か?数十年前公開された伝説のB級SF映画「マッドマックス」が帰ってきたらしいので、見に行きました。

この映画、今年の年始(去年末にも?)ぐらいから映画館の事前予告が流れ出したのを記憶してます。その時の印象は「たしかスキンヘッズがスーパーチャージャー搭載の改造車に乗ってヒャッハーしてる北斗の拳をインスパイアしたB級オブB級映画」という印象しかなく(あとで調べたら逆に北斗の拳がこの映画に影響を受けたらしいですが)、公開されてからの異常な好評価がイマイチ理解できずにいました。しかしそれが逆に気になったのと友人に誘われたのをきっかけに、半分以上は期待せず、しかし話題の最高な環境で見てジャッジを下そうと思い立川に向かいました。

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立川シネマシティのマッドマックス「極上爆音上映」が凄いらしい...「作品以上にいかれてる」「産毛まで震える」

見終わったあと、あなたはV8信奉者になるでしょう

詳細なストーリーは各所で取り上げられているので割愛します。

感想の結論から言います。映像の衝撃性とV8スーパーチャージャーサウンドだけでエレクトできる最高なクソ映画でした。
爆音上映のおかげでしょうか、はたまたこの夏が地獄のように熱いからでしょうか。 映画が終わったらあの重低音専用スピーカーから流れるエンジン音が忘れられず「V8!!、V8!!、V8!!」と叫び出してしまったのは気のせいです。

この映画、話の流れとしては至ってシンプルで、
砂漠の道路を目的地目指してひたすら直進→目的地到着、衝撃の事実が明らかに→出発地に戻りつつ決着
という、捻りもカーブもなんにもない、主役も悪役も只々改造車(V8)で直進しかしていないです。 しかしそんなお脳を使わなくても把握できるシンプルさが、この映画の最高最狂映画っぷりを加速させています。とにかく何も考えず、爆音とエフェクトに見を任せるのがこの素晴らしくクソッタレな物語の正しい鑑賞方法。

先が読めても想像が追いつかない凶悪映像

よくある面白くない退屈な映画の特長の一つに、この先が手に取るように見えて予想どおりだとああやっぱりな、と嘆息する場面があります。あの瞬間に映画の時間進行が一気に長く感じられませんか? しかしこの映画限ってはご安心ください。話の流れはたしかに読めるのですが、脳内で予想した映像を実際の映像が凌駕するというとんでもない映画、とにかく場面すべてがクライマックス描写と言っても過言ではないです。最後まで飽きずに眼球フルスロットルで鑑賞が可能です。 だれがあんなカーアクションが予想できるだろうか?、砂漠を走りながら火炎放射するギターを引きまくるスキンヘッドギタリストが出てくると思うか?、まさかマックスが◯乳で顔洗う描写を予想できるか?!!(笑

とにかく見てから!話はそれからだ

あらゆる意味で度肝を抜かれるこの映画、話は王道にしてフツー、悪く言ってしまえばペラッペラ。しかし映像音響は神の如く。マッドマックスファンや北斗の拳ファンはもちろん楽しめますが、新規で見ても全く問題ありません。月並ですが、むしろそういった人にこの奇跡の快作を見てほしいです。

お話10点映像10000万点のこの超娯楽大作、気温40度を超える地獄のような夏が始まった今、ぜひ映画館で鑑賞しヒャッハーしましょう。きっと夏が快適に過ごせます。

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