ウェアラブルカメラ「ION AIR PRO」レビュー(ベトナム縦断編)
今回は、ベトナム縦断の撮影用に購入、使用した「ION AIR PRO」についてレビューします。
人生で一度しかやらないであろうベトナム縦断ですが、ベトナム縦断中の走行する模様も撮影したいと考え、アクションカメラを買うことにしました。
「ION AIR PRO」の購入背景
アクションカメラというと、真っ先に候補に上がるのGoProだと思われますが、アタッチメントを含めると3万を超えるコストと、旅先に持っていける荷物の容量の都合上、カメラの大きさがネックとなったため、コンパクトで、アタッチメントを含めても2万円しない割安な「ION AIR PRO」を選択してみました。
使用情報
現地購入したスクーターに取り付け、ベトナムのハノイ-ホーチミン間約1,800kmの走行映像を撮影しました。使用期間は10日間です。
走行スピードは各区間によってまちまちですが、時速50kmから60kmで撮影しています。
取り付け方法
下記写真のように、右サイドミラーの根元に自転車ハンドル用のアタッチメントを使い、カメラが正面に向くよう取り付けました。 サイドミラーの根元に固定することができたので、ちょうど正面を向くようセットアップしました。
使用感想
撮影した映像をテストアップしてみました。 ベトナムは日本の道路と比べると整備が行き届いていません。特に田舎がひどい...水曜どうでしょうで見た、ベトナムの道と変わらないような街道がいくつもありました。そんな中、平均60km走行で走ってこのブレであれば、なかなか優秀だと思います。 画質は"FULL HD"か"HD"が選択できます。今回は長時間撮影することを想定していたので、全行程HDモードで撮影しました。
画質についてはほぼ満足で、大きなブロックノイズや色あせなどはありません。 ソーシャル投稿用の軽量動画をHD動画と同時に出力してくれる点も魅力。 撮影した動画をFacebookやTwitterにアップしたい方には嬉しい機能です。
専用のアプリを使い、Wifi経由で撮影した動画のプレビューやソーシャルへの投稿なども簡単に行えます。
撮影する際には、スライドスイッチを"REC"にするだけで録画が開始されます。これは非常に良いポイントでした。この構造のおかげで走行中でもストレスなく撮影ON/OFFの切り変えができます。
悪い点
長期間使うと当然不満足も出るわけで。
これは元々そうゆう仕様なんだから。。という点ですが、ION PROはバッテリーの着脱ができないため、バッテリー切れになった際は直充電するしかありません。
スペック上、一度の充電で最大3時間撮影ができますが、実際は2時間ぐらいが限度です。長旅の全行程を撮影したいという方には向いていません。
ちなみに旅の後半 、撮影のしすぎで途中バッテリーが切れた場面がありましたが、その際は手持ちのモバイルチャージャーをポケットに入れ、カメラと充電ケーブルと繋いだまま走行して凌ぎました(;
また、個体差があるのかもしれませんが、カメラをアタッチメントへ取り付ける際に、若干力がいります。防水用の蓋の取り付けも同じようにやや力が必要です。
総評
以上、「ION AIR PRO」のメリットデメリットそれぞれ書きましたが、基本的に、実価格2万円以下ということを考えると、お値段以上の活躍をしてくれる優秀なカメラだと思います。 今回の旅行のように、持ってゆく荷物の容量が限られる場合は特にオススメです。 是非ご検討ください。